医療器具等の開発・製造・販売をされているA社様からのご依頼。
超音波エコー検査では、液状のゲルをセンサーに塗布して使用するが、開発された「固形のゲル」をセンサーの先端に装着→固定する部品の開発依頼。
形状としては射出成型で作るのが一般的だが、専用パーツである事から小ロットで作る必要があり、射出成型の型代は高額過ぎて償却できない…そこで「3Dプリンター」で形状を作り手仕上げで研磨する方法をご提案しご採用いただきました。
要件定義を満たす為の仕様を検討し、出力する為のデータ作成までは手間と時間と知恵がかかる開発業務になりますが、3Dプリンター出力は小ロットの製作には最適な方法です。
一方で、飛躍的に進化を遂げている3Dプリンターですが、まだまだ後処理が必要であったり、別の製法で作るパーツとの組み合わせが必要であったりと、モノづくりの知識と「匠の技」は必要です。